スキルアップ意欲が高いZ世代、取得すべきと思う資格1位は
ユーキャンが、Z世代・ゆとり世代・就職氷河期世代の3世代で仕事や資格に対する意識にどういった違いがあるのかを明らかにするために行った調査によれば、全世代の80%以上が「将来への不安がある(※少しあるも含む)」と回答したのだそうです。
これは、10代~50代の男女591名を対象に意識調査されたのですが、自分の世代が取得すべきと思う資格1位として、Z世代は「TOEIC(R)テスト」、ゆとり世代は「簿記」、就職氷河期世代は「ファイナンシャルプランナー(FP)」となったようです。
誰しも、仕事をする上で大切にしている価値観があり、その大切にしている価値観は個人の経験やライフステージによって変化していくのですが、世代ごとにその時の出来事や社会情勢も反映されることから、この調査ではZ世代、ゆとり世代、就職氷河期世代の価値観の違いに着目し、仕事や学び、資格に対しての質問をしたのだそうです。
仕事をする上で大切にしたい価値観については、それぞれの世代のライフスタイルが反映される結果となり、Z世代では1位が「楽しく働くこと」となり、これから働く時間が長い分、仕事に楽しさを求めているようで、ゆとり世代の1位は「プライベートを大切にできること」となり、結婚や子育てなどでライフステージが変化していく年齢に差し掛かり、他世代と比較してプライベートを重視する結果となりました。
一方、バブル崩壊後の就職難となった時代を経験・目撃している就職氷河期世代は「安定していること」が1位となり、安定志向であることが改めて明確になったようで、その他、世代間で差が生まれたのは「仕事で新しいことに挑戦できること」への回答だったようで、Z世代は16.0%、ゆとり世代は10.2%、就職氷河期世代は8.1%が大切な価値観と回答し、若い世代ほどチャレンジ志向であることがわかったのだとか。
それぞれの世代がこの時代に「自分たちが取得すべき」と考えている資格については、Z世代は1位がTOEIC®テスト、2位がITパスポート、3位がマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)、4位がメンタルヘルス・マネジメント®検定となり、グローバル化が急速する時代にデジタルネイティブとして成長したZ世代らしい結果となりました。
ゆとり世代では、1位が簿記、それ以降はTOEIC®テスト、ファイナンシャルプランナー(FP)、宅地建物取引士と続き、就職氷河期世代は、1位がファイナンシャルプランナー(FP)、2位はTOEIC®テスト、3位はITパスポート、簿記となり、就職氷河期世代はお金が心配と回答した方が多く、それに伴いファイナンシャルプランナー(FP)が1位となっているようです。